--.--
--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

06.18
Wed
前回は、「情報へのアクセスの改善」についての話の中で、情報管理実施後の
効果測定についてご説明しました。

運用がある程度軌道に乗ってから、効果測定は実施します。
チェックポイントは以下の通りです。

1)総初期コスト(本格運用開始までの総コスト)
2)運用コスト(本格運用時の運用コスト)
3)情報探索時間

こうした内容が、当初の想定通り進んでいるかどうかを確認します。
思ったようにいっていなければ、改善が必要です。2)の運用コストを下げる
か、3)の情報探索時間をさらに改善するか、ということです。

情報探索時間の改善によって得られるメリットが、運用コストを下回っている
場合には、非常に問題です。
つまり、以前より状態が悪い、ということなので、大幅なテコ入れが必要です。
元に戻すという判断もあるかもしれません。

一度運用が軌道にのると、多少不便だと感じてもなかなか、日々の活動の中で
それを変えていくことは難しいものです。
ですから、こうした効果測定を行うことによって、しっかり確認することは重
要だと思います。
このような話をさせていただきました。

さて、今回はこれまでの話を踏まえて、「設備管理システム」が「情報へのア
クセスの改善」にどのように役立つのか、ということをご説明します。

実は、「設備管理システム」の基本的な役割は、この「情報へのアクセスの改
善」にあります。

最大のポイントは「設備管理システム」が持つ「情報の統合機能」です。

「統合機能」とは何でしょうか?

設備の情報管理をExcelで行っている方は、かなり多いと思います。
Excelはほとんどの人が使い方を知っていて、やろうと思えば色々なことが自
分でできるので、非常に便利です。

しかし、設備の情報を様々なファイルに分けて管理していることが多いのです。
具体的には、

・設備の台帳(一覧)
・保全履歴
・部品リスト
etc

修繕工事をするときを考えてみましょう。
作業をする際には、事前に情報を確認するケースが多いと思います。

「いつ、設置された機械だったかな?」

「交換するべき部品はなんだろう?」

「前回、やった工事ではどのくらいの費用がかかっただろうか?」

こうした情報を調べる場合、それぞれのExcelファイルを調べなければなりま
せん。
その他にも、図面や写真、基準書などの様々な書類、ファイルも探すことにな
るかもしれません。

つまり、Excelで管理している場合、こうした情報がバラバラになっているた
め、その分探索に時間がかかる可能性が高いのです。

一方、設備管理システムでは、様々な情報がまとめて=統合管理されています。
例えば、エコニティの「設備管理の匠」でも、機器台帳画面を開くと、機器の
基本的な情報の他に、部品リスト、保全履歴、関連するファイルへのリンクな
どが同じ画面ですぐ確認できます。
その他、「設備管理システム」では通常、各種検索機能などを備えています。

ですから、必要な情報が配置されていて、利用方法が明確であれば、情報への
アクセスは確実に改善できるのです。

問題は、システムを構築または設置・運用するコストや、情報を入力維持する
コストを、情報へのアクセス改善によって得られるメリットが上回るかどうか、
ということになります。

2010年3月~4月頃に一度、本稿で述べた通り、一般的にはコストとメリットの
バランスは、規模によって違ってくる、ということになります。

設備台数が多ければ多いほど、「設備管理システム」のメリットは高くなりま
す。
管理コストもある程度大きくなりますが、それを差し引いて十分おつりが来ま
す。

逆に管理対象が十数台程度であれば、あまり必要ないかもしれません。
どんなやり方でもきちんと整理されていれば問題がなく、少なくとも高いお金
をかけて、「設備管理システム」を導入するのは得策でないと思います。
(もちろん、機械の保全頻度の状況などにもよります)

ということで、「設備管理システム」は「情報へのアクセスの改善」に非常に
有効で、少なくとも管理すべき対象がそれなりに多ければ、導入によってメリ
ットは得られると思います。

ただ、難しいのは、前回述べた通り、

「情報管理を実施すれば、時間の経過とともに効果(メリット)は逓増する」

ということです。
つまり、最初は目に見えるメリットよりも、コストの方が圧倒的に高い可能性
があるため、途中で挫折してしまうのです。

いつ頃、メリットがコストを上回るのか、ということをあらかじめある程度定
量的に計画しておけば、そのような問題をかなり回避することができると思い
ます。

今回はここまでとさせていただきます。

次回は、次のテーマに移りたいと思います。
スポンサーサイト

comment 0 trackback 0
トラックバックURL
http://setsubitakumi.blog.fc2.com/tb.php/119-74f07419
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。