06.19
Thu
前回も「設備情報管理のメリット」の中で、「設備・保全教育コストの削減」
についてご説明の続きをさせていただきました。

設備情報管理によって生み出される「設備・保全教育コストの削減」、この費
用対効果について考えました。

情報管理にかかるコスト、は以前のニュースレターでも出てきました。

■設備情報管理運用にかかるコスト(/月)→項目C

■設備情報管理導入にかかる初期コスト→項目D

が挙げられます。

一方削減できるコストですが、

■項目K:OJTを行うために必要なコスト
→OJTのトレーナーが教育を行うために必要と思われる時間を算定してコスト
を考えます。

■項目L:引き継ぎ資料・説明資料を作るのに必要なコスト
→設備毎にどの程度資料を作るのに時間がかかるのか、という観点で考えます。


■項目M:新任担当者が情報を探すために必要なコスト
→新任担当者が旧担当者と比べて情報探索にかかる時間が増える場合のコスト
です。

このようなことをご説明してきました。

では設備情報管理でそうしたコストは削減できるのでしょうか?

まず、

「項目L:引き継ぎ資料・説明資料を作るのに必要なコスト」

から考えてみましょう。このコストは、

・1台あたりの資料まとめ時間×台数(×作成者の時間単価)

という計算式になります。

このコストを削減できる可能性はあるのでしょうか?
資料の具体的な内容を考えてみましょう。

・設備の仕様、図面等の情報
・点検や保全方法
・保全の際の注意事項をまとめたもの
・よく発生する故障をまとめたもの

こうした内容が考えられます。
よく考えてみると、こうした情報は特殊なものではなく、普段から取り扱って
いるものです。
報告書としてファイリングしていたり、個人でメモをしていたり・・・。
ほとんどの場合、既に情報は作成されているのです。
しかし、その内容がバラバラになっていて取り出しにくいため、取りまとめや
整理が必要になってしまうのです。

もし、普段から引き継ぎを想定して、こうした情報がきちんと整理されていた
としたらどうでしょうか?

恐らく引き継ぎ用の資料を作る時間は、限りなくゼロに近づけることができま
す。少なくとも大幅に削減できるのは間違いありません。

具体的な削減コストは、1台の設備に関してシミュレーションを行えばある程
度推定できます。
情報が整理されていない場合の資料作成時間。情報が整理されている場合の資
料作成時間を想定して下さい。

一方、

「項目K:OJTを行うために必要なコスト」

はどうでしょうか?

OJTのコストは

・トレーナーが要する月あたりの時間×トレーナーの月あたり単価×OJTの月数

と説明しました。
ここで着目したいのは「OJTの月数」です。
OJTの期間を短くできればコストを削減できます。
どうすれば、OJT期間を短くできるのでしょうか?

OJTの目的は、もちろん自律的な戦力になることです。
逆に言えば、自律的に動くことができるようになれば、OJTは必要がなくなり
ます。

ポイントは、OJTとOFF-JTのバランスだと思います。
OFF-JTというと大げさに聞こえますが、特別なことをやるわけではなく、
「自分で学ぶ」機会を作るということです。
トレーニー(OJTを受ける人)が「自分で学ぶ」ことができるようになれば、
自律的に動くことに一歩近づきます。
もちろん、OJTでなければ伝えられないことは多々あると思います。
一方で自分で学ぶことによって、OJTで受けたトレーニングの内容をより早く
吸収できたり、OJTだけでは不足している内容を補完できたりします。

ですから、「自分で学ぶ」ことを積極的に推し進めれば、OJTの期間を削減で
きる可能性も高くなるのです。

では、「自分で学ぶ」機会を作るためにはどうすればよいでしょうか?
これはには、先に述べた「資料」の件が絡んできます。

詳しくは、次回ご説明したいと思います。
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