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06.16
Mon
前回は、「リスクのランク」「除去の容易度」を軸に取った次のようなマトリ
クスについて概略を解説しました。

除去
   |  |  |
易 |  (3) (1)
   |  |  |
   |
   |_ _ _ _ _ |_ _ _ _ _ |
   | | |
   |
 難 | (4) | (2) |
   |
   |_____|_____|
低 高
               ランク

そして、それぞれ象限毎、つまり

(1)リスクのランクが高く、除去が容易

(2)リスクのランクが高く、除去が難しい

(3)リスクのランクが低く、除去が容易

(4)リスクのランクが低く、除去が難しい

これらに分けて、対策を検討し始めました。
今回はこの内容をさらに詳しく考えていきましょう。

(1)リスクのランクが高く、除去が容易

除去が容易、というのは一般的な用語で言い換えると、

「予防保全の効果がある!」

ということになります。

具体的に、あるマシンが故障が頻発しいったん故障が発生すると、処理ライン
全体に大きなダメージが発生する、という事例で考えてみましょう。

点検によって簡単に故障の予兆を発見できるようであれば、点検回数を増やす
、という手段も有効です。
予兆を発見するためには、24時間マシンをモニタリングすればさらに確実でし
ょう。
一方、故障個所を何らかの形で補強することで、故障頻度を下げる、といった
改良保全も選択肢の中に出てくると思います。
そのマシンが高額でなく、セットアップも簡単であれば、処理ラインができる
だけ止まらないように、バックアップ用にもう一台マシンを準備しておく、
という対処も考えられます。

いずれにせよ、通常イメージする予防保全業務の内容の延長線上の対処、
ということが言えると思います。

実は、予防保全を行う上で大変重要なことは、この「(1)」の象限に資源を多
く投入する、ということです。
そうすることによって、保全の費用対効果が大きく高まる可能性があるのです。

逆に言えば、この(1)の象限以外は、予防保全をしても効果が薄いものや、
リスクのランクが低いものと均等に資源を投入しても、費用対効果を期待しに
くい、ということになります。


(2)リスクのランクが高く、除去が難しい

ここが、実は一番厄介で「たちの悪い」問題です。
要は大きなダメージが発生する可能性が高いけれども、対処するための
予防保全にあまり効果がない、または高額な費用がかかってしまう、
ということです。

「(1)」で挙げたものと同様の事例で考えてみると、

・点検やモニタリングをしても、故障の予兆が発見しにくい。
・改良の方法がわかっていない。
・バックアップ用のマシンを購入しようにも、あまりにも高額であるため
(例えば特注のマシンなど)、手を出しにくい。

ということです。例えば点検回数を増やしても効果は出てこないため、
この見極めがはっきりしていないと大変な「金食い虫」になってしまいます。

では、どうすればよいのでしょうか?

いちばんよい方法は、予防保全の効果が上がるようにすることです。
故障の原因を分析して、点検方法やモニタリングの方法を見直したり、
適切な補強手段を考えたり。
言い換えると、
「(2)」→「(1)」
に変えていく、ということです。

しかし、どうしてもうまくいかないこともあると思います。

「これまでさんざん原因究明をしたけれど、今の技術では根本的な解決策が
出てこない」

こうしたこともよくあります。
その場合には、次善策として

・リスクの回避
・リスクの転嫁

という手段を考えることになります。
どのような方法なのでしょうか?

ちょっと中途半端なところになってしまいましたが、
字数が尽きてしまったので、この続きはまた次回にさせていただきます。
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